Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

【小説】旧うぃっふぇ

(予約投稿)I doing drive with fairy. 番外編1 GDBAの過去編

香里と出会う前の話だ。 私は、02年の規制によってカタログから姿を消す予定だった車を横目に走り出した。 当時の国産スポーツカーの生き残りは数が少なく、GTRやFDでさえも、生き残れなかった。私は01年生だったが、02年生からはGDBCという通称"涙目"にグリ…

I doing drive with fairy.run13 ブラックスター交流戦4

この世界には、勝利の女神という神さまがいるらしい。 それを見たものはいないが、彼女が微笑んだ方が勝つのがこの世界の掟とされているらしい…この戦いにも、ついに女神が降り立った… 水平対向の低音は遂に野獣の吠えるような音に聞こえ始める… 決着の瞬間…

I doing drive with fairy.run12 ブラックスター交流戦3

「ちっ!!」 牽制こそできているが、相手の姿がいまだに見えねぇ。 BRZは、さっきっから遠距離の青いファイアボールしか撃ってこない。 両剣のリーチを持ってしても、相手に届かない… 青い炎だけが飛んでくる。 水平対向の低音が響き渡る… 後ろの黒いBRZ、凄…

I doing drive with fairy.run11 ブラックスター交流戦2

夜の峠に、水平対向の低音が響き渡る。 夜を切るように、二台は山を照らしながら下る… 今日は、何かがいつもとは違った。 ギャラリーの存在である。急なバトルでは無いから、沢山のギャラリーが観戦している。正直、ゲーム中は背景でしかなかったが、もし車…

I doing drive with fairy.run10 ブラックスター交流戦1

対戦当日… この人が、黒き翼の異名を持つ…黒木シリアさんか… どこかのんびりしてるけど、完全に抜けてるわけではなかった。 のんびりなのにかっこいいオーラが漂っている。 そして、ボーイッシュな服装だったけど、アホ毛みたいのが気になってしょうがない… …

I doing drive with fairy.run9 黒き翼

静かな峠に、水平対向エンジンの低音が鳴り響く… ホークアイが夜を照らし、漆黒のオーラを放つその車は、速さを増していき、テールを振りながら、赤い尻尾は光を放つ… マイカが、初めての対戦相手を教えてくれた。 その相手の名前は、黒木 シリア。乗ってい…

I doing drive with fairy.run8 なかま

あの車から女の子が出てきた。 眼鏡をかけていて、ポニーテールというスタイル、作業着を着こなしている。 「おそくなってごめーん。あ、その子は?」 マイカが答える。 「馬鹿が連れてきた新人候補よ…あ、この子がこのチームのメカニックで私の友達のマリカ…

I doing drive with fairy.run7 全員集合

「ひっひーーーー!違うんですごめんなさいごめんなさいごめんなさいg…」 私が、完全に空気になってしまった。私が来てしまった事により、カップルは喧嘩を始めた。いや、いつもの事なのだろうか? 「あ、あのー…」 「ちょっと待って、マイカ!この子が、俺…

I doing drive with fairy run.6 変わる時

こんこんと、窓をたたかれたので、ノックされたような感覚で窓を開ける。 大きな音を静かな峠に響かせながら、窓は開く。 そこに、青年が立っていた。美系とか、イケメンというわけではなかったが、不細工じゃない。いわゆる普通だった。 「あんたが、この車…

I doing drive with fairy. run.5精霊バトル

急にしゃしゃり出た少女は、こんなことを言ってきた。 「まさか、さっきの自動車バトル、自分の実力で勝てたと思ってるよなー」 うわ、嫌がらせだ。きっと嫌がらせだ 「あーあ。やっぱりそんな顔するかー…一応言っとくが、あんたのおかげじゃなくて、私のお…

I doing drive with fairy. run.4 初めての夜

前を走る青い車に抜かされる… ゲームに出ていない車は、よく知らないのだ。 あの、星のエンブレムも、どこの会社のものか知らない。私が知っている会社は、世界のトヨタとベンツくらいで、ゲームで使っていたのは、アルテさん。 (アルテッツアの事) 青い車の…

I doing drive with fairy. run.3 WRX STi GDB-A

助手席には、例の少女が座っている。 反応に困った。選んでくれてありがとうとは一体… 「おーい」 また声をかけてきた。が、このままだんまりして、車を転がしても、仕方ないので、車を転がし始めて、話を聞くことにした。 「…あなたは?」 「インプレッサ W…

I doing drive with fairy. run.2 夢の中の出会い

この小説には、以下の成分やその他諸々が含まれます。 いやならブラバしてください。 1.精霊 2.走り屋 目が覚めた。 が、見覚えのない場所だった。 きっと夢だろう。そう思いながら歩を進めようとする。 というより、体がそうした。夢の中では、自分自身…

I doing drive with fairy. run.1 平安香里

この小説には、以下の成分やその他諸々が含まれます。 いやならブラバしてください。 1.精霊 2.走り屋 私は、平安香里。ぼっちだ。 小さいころから両親は生きているか死んでいるかもわからず、友達と呼べる存在もいなかった。いままでどうして生き残れて…