Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairy run.6 変わる時

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こんこんと、窓をたたかれたので、ノックされたような感覚で窓を開ける。
大きな音を静かな峠に響かせながら、窓は開く。
そこに、青年が立っていた。美系とか、イケメンというわけではなかったが、不細工じゃない。いわゆる普通だった。
「あんたが、この車の持ち主さんか?」
「そうだけど…」
「お願いがあるんだ…よかったら後ろについてきてくれないか?」
ナンパ…だろうか?まぁ、今までの人生でこんなことは無かったので、少しだけ付き合ってあげることにした。路駐させるわけにもいかなかったから、付いてきてと頼んだんだろう。だが、ナンパでは無かったのがすぐに分かった。

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そこには、黄色い車が止まっていた。
私を連れていった彼のとそっくりな車だったが、後ろのウイングなどのパーツが若干違う…前を走る彼の車が止まると、彼はおりたので、私も降りた。イメージ 3
そこには、私とは比べ物にならないほどかわいい、茶髪でロングヘアーの女のこがいた。歳は彼や私と一緒くらいだったので、彼の彼女だろうな…とわかったので、ナンパじゃないということが分かった。むしろ、この局面でナンパだったら、あの子が殴りにかかるだろう。なぜなら…最近の女子はパワフルで、普通に男子と格闘を行い、男の人に襲われて助けを求める例など、TVドラマぐらいなのだ。か弱い女の子など、絶滅危惧種だ。
トオル…チームメンバーを探して来いとは言ったけど…その辺の女の子さらって来いなんて言ってないわよ」
彼女が笑いながらこぶしをピキピキと言わせる…

続く