Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairy. run.5精霊バトル

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急にしゃしゃり出た少女は、こんなことを言ってきた。
「まさか、さっきの自動車バトル、自分の実力で勝てたと思ってるよなー」
うわ、嫌がらせだ。きっと嫌がらせだ
「あーあ。やっぱりそんな顔するかー…一応言っとくが、あんたのおかげじゃなくて、私のおかげなー。」
嫌がらせ以外の何でも無くなった。遂に、私の功績を持って行ってしまった。
「まぁ、聞けや。」
勝手に語りだした。もう放っておこう。


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GDBAの精霊の目の前には、青目で、日本刀のような、長い金属の棒を持った少女がいた。
「…ねぇさん」
「スバル車なのはわかるが…私が知らないってことは、最新鋭機ということか…」
「知らないのですね…私は、WRX STI VAB。インプレッサ5代目にして、WRX二代目、いざ参る!!!」
「チィ…まぁ、いいや。GDBA。それが私の名だ。」
私は、赤い両剣を構えると、地を蹴り飛び出した。

ガン!と鈍い音が鳴ると、試合が始まる。
赤い閃光を放ちながら、互いの眼差し、刀剣がぶつかり合い、獣のような襲いあいにも見える。だが、VABには不足する要素があるのが察知できた。勢いもあるし、相手に不足しているのも勢いだと分かった。

「あーあ…もう終わらせよーぜ。相手には不足だしな。」
「なめているのか!!」
「うん。あんた弱いし。」
VABは、本気で斬りかかる。が、感情任せのプレイは判断力を欠き、空振り。
そこで、剣を捨て、つかみ動作に入ると、想定内の動きを行えたので、そのままアッパーを入れ、それっきりVABは立ち上がらなくなり、砂のように消えた…

「それと自動車バトルがどう関係あるの?」
「あんたのドラテクが私に勢いを吹き込んでいるんだ。勢いを吹き込めば、私自身を本来よりも、若干強くすることができる。かの昔、勢いだけでほぼ全勝を決め込んだ無敗の精霊がいたそうだ。ある時姿を消したらしいが、そいつは羽のようなオーラを放っていたらしい。が、あんたは私のポテンャルに遠く及ばない。勢いがまだ微弱だ。」
完全に舐められてる。初見同然の少女に、舐められている。
「あんた、私を何だと…」
「ただのドライバーだ」
そう言い残すと消えていった。自分勝手もいい加減にしてほしい…

続く