Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairy. run.2 夢の中の出会い

この小説には、以下の成分やその他諸々が含まれます。
いやならブラバしてください。
1.精霊
2.走り屋

目が覚めた。
が、見覚えのない場所だった。
きっと夢だろう。そう思いながら歩を進めようとする。
というより、体がそうした。夢の中では、自分自身が傍観者で、身動きが取れないことが多く、今まさにそういう状況だ。

「君が、平安香里だね。」
声をかけられた。私が振り向くと、にやけながら一人の少女が立っていた。
着てる衣服がほとんど青く、どこかで見たことがある装飾がされているが…何かのコスプレだろうか?顔に目をあてると、やっぱりどこかにやけていて、そして髪が青く、金のカチューシャを付けている。目は金色で、そこがワンポイントになっていた。
「だれ…ですか?」
見知らぬ人に声を掛けてしまった。夢の中じゃなければ、絶対声をかけないのに…
「私か?2001年生まれの…」
なんで生年を言うのだろうか?
名前がなg…って、今インプレッサって言わなかったか!?
「以後よろしくお願いします…」
夢の中の私は、何をしているのだろうか!?見知らぬ人間に、そして絶対人間の名前じゃない人に何を言っているのだろうか…

本当の本当に目が覚める…自分の愛車の中に私はしっかり座っていて、エンジンをかけて時計を見ると、22時台になっていた。
ちょうどいい時間になったな、と思いながらエンジンをかけアクセルを踏もうとする。その時だった。
「私を選んでくれて、ありがとな」
という声が聞こえた気がする。
声の向く方向は助手席で、夢に出た少女がなぜか座っていた。

続く