Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairly. run18 黒箱エンジンの34攻略戦1

マリカは気付いた。
(あのエンジンはRB26でも、その後継のVR38でも無い…しかも38並に早い…あのエンジン一体!?)

「お前が34か…思ってたより細っそりしてるな…」
GDBがそう問う。
すると、ツインテールでR34は、機械のような声で話す。
「こうみえても、けっこうつよいよ。わたしをたおすなら、かくごがたりなさすぎるね」
(へぇ…強気に来るな…こいつ…)
「私以上に挑発するとはいい度胸だな…それが後悔にならないといいけどな。」
「のぞむところだ」
長い両剣が34に斬りかかる!バッグステップでさっと回避すると、34の猛攻撃が始まった。長いフェンシングのように細い物で猛突進を繰り出してきたが、GDBは冷静だった。
(少し疲れるのを待とう)

夜の峠には、エンジン音がこだまする。
聞き覚えのある水平対向に謎のエンジン音。
34は余裕で前に出て行き、GDBは置いてかれそうになる。
大きなボディーからパワーを叩きだす34は熊のようであった。
コーナーを抜けるたびに戦いは熱く熱くなる。
(隙が少ないし、折角改良したギア比もまるで意味を成してない!!いつも通り慎重にってこういう事か…)

ある所に差し掛かると、香里は気付いた。
(あれ?だんだんコーナーの詰めが甘くなってる…)
運命の別れ道が現れようとしていた。