Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairy.run27 身内決戦3

白の光が私を照らす。こんな事はよくある事だが、今回は違った。
大抵、何もしなくてもこの光を浴びる頃には相手は勝手に離れてくれるくらいまで勝負はついていたが、今回は私が追われる側だった。これはどの症例をとっても、初めての事である。だんだんとライトの光源が近づいてくるのがわかると、プレッシャーに押されてる気がした。よくよく考えてみれば、プレッシャーに触れるのは、これが初めてだった。後ろのエンジン音がどんどん大きくなっていく。完全に207に追いつかれ気味だった。コーナーで、若干差がまた開いたが、ドンドン縮まってる気がした。さが縮む理由は、ラインの選択権が先行にはプレッシャーと引き換えに存在するだけであって、後攻なら確実に置いていかれるところだった。

一向に差が縮むまま、やっとの思いで折り返し地点に車が止まった。ギリ並ぶ事なく済んだ。ここで、互いの車の点検を行い、どっちかの車がダメそうなら、そこで注意喚起をする。敗北にならないが、事故は自己責任だ。ダジャレじゃなくてマジで。
「どっちも大丈夫ね。ガソリンの量も問題無いよ。」とマリカが告げる。お互い続行の意思を見せると、再びスタートラインに車が並んだ。そして、二台はまた走り出した。