Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

(予約投稿)I doing drive with fairy. 番外編2 フェア・レディ

これは、IMPREZAが、改造中の事である。

山道を一台の紅いお姫様のような車が疾走する…まるで、12時を思い出したシンデレラだ…だが、彼女の後ろを追うのは、ガラスの靴を追う王子様ではなかった。
夜の闇に隠れてよくわからないが、屋根上には、赤い光が灯っており、止まれの大声をだす…その正体はパトカーと白バイだ。
だが、ほとんどの物が、スピードに追いつけて行けず、さらにコーナリングに失敗して車が外に放り出されてしまうものもいた。
だが彼らは、挟み撃ちにすれば問題無いと勝利を確信しながら報告を待った…が
紅い34zに逃げられてしまった。
どうやら、別の場所で交通事故が起き、少ない人員では、それどころでは無かったらしい。

「ここまで来れば安心ですわ。あとは、警察に見つからないよう。気をつけてくださいね。」

「やっぱり西神さん凄いよ。あの状況下で、しっかり仕事してくれるなんて!!」
「志村さん。それ程でもありませんわ。オーホッホ!でも、志村さんたちが盛大にやってくれたおかげでもありますわ…ありがとう志村さん。」
西神南(せいしんみなみ)、志村真城(しむらましろ)。この2人と数人の仲間は逃し屋である。日々進化する警察を諸共しない。圧倒的素早さのZ34が何台も所属しており、フェアレディの異名が付けられた。しかし、表の顔は、どんな車でも早くなれると信じる走り屋兼メカニック。偽装も込めてか、S30が使用している。真城はそれに惹かれ、表と裏の西神に付いて行っている。

「志村さん、次の相手は誰でしょうか?」
「確か、S13とか…」
「ありがとうございますわ。」

西神南の走りが、この世界を大きく動かしている事をマイカ達は知らない…だがいずれ交差する時が来るのも、知る由も無い…