Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

I doing drive with fairly. run19 黒箱の結末

あの後、R34は追いついて来なかった。いや、追いつくのは無理だったのだろう。私がゴールした後、少し経ってからやっとの勢いで、34はやってきた。

励まし合いが始まった。さっきまで敵とは思えないくらいのトークでだ。
「うん。完敗。私が下りを舐めきってた。」
「そうでもないよ。突っ込みとかは結構上手かったから、ブレーキが垂れなかったら、パワー差で負けてた。」
「運も実力のうちだね。それより…」未来がなぜかリーダーの方を向く。次の瞬間、また私は固まった。
「トールチャーーーァアァァン!!久しぶりィィィィィィ!!」と言うと、彼女はリーダーに抱きついた。グキッ!となりそうな勢いで。

⚪︎д⚪︎

また私はこの顔になってしまった。
「あれ?未来さんと私達が同級生だったの、香里知らなかったっけ?」
イカのおかげで正気に戻った。
「そ、そうだったの!?」
「うん。だよねーマリカ。」
マリカにも話題が投げられた。そういえば、さっきっから空気だったなぁ…
「そうだよー。」

私の憧れた日常が、そこにあった。少し前まで、ひとりぼっちだった私には、信じられない光景だ。こんな日常をくれるきっかけを作ってくれたリーダーと、私を快く入れてくれたあの2人に私はすごく感謝してる。