Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

(予約投稿) I doing drive with fairly. run16 先生

車を転がす…
IMPREZAに乗るのは久々だった。
なにせブレーキがイカれた車に一晩で変わったからだ。そして、先生とマリカが呼ぶ人物の元にたどり着いた…

そこには皆と、見慣れないおばさんが1人…この方が先生だろう。
「紹介するよ。星井先生よ。」
「始めまして。星井です。」
「始めまして。平安香里です。」
初めての挨拶が交わされる。
「で、修理と改造をするのは香里さんので良いんですね?」
「そうだよ。先生」
先生が確認をとると、ボンネットを開けた。
「…」
「どうしたんですか?先生」
「こんなエンジン…見た事ないわ…」

彼女達が仕事をしている間、マイカとリーダーのふたりに、どうしてマリカが先生と呼ぶのかを聞いた。
「マリカは、あそこで昼間働いてて、彼女のお師匠にあたるのが星井先生なんだ。」「星井先生は、私達に、機械以外の事も色々教えてくれたよ…」

「…マリカ、このエンジン、たぶん幻のH220よ」
「H220?」
「かつて、ロケットのエンジンを応用した水平対向エンジンを作ろうとした者が居たらしいの。噂によれば、馬力は4桁弱は軽く行くらしい…」
「4桁弱…」
「とりあえず、レッドゾーンまで回してみましょ?」

IMPREZAが帰ってきたのは、GTRとの戦いの一週間前だった。
相当の自信があるらしく、ダメならすぐかえして、と言ってくれた。
試しに夜の静寂な峠を転がしてみる…吹き上がりが丁度いいくらいに調整されている。ブレーキは元のより強化され、今までのブレーキング開始位置だと、止まってしまいそうなくらい強い。
ギアレシオが改良され、スムーズに変段できる。トップスピードは十五で160強と証明された。
これだ。私の欲しかった愛馬は!