Fairy's Studio制作ブログ

精霊とSimutransアドオン置き場

Simutrans Advent Calendar 2022 Day13 GIMPと色域操作でアドオンづくり「「「合体」」」

どうもこんにちは!
去年の記事を間違って消してしまったかみやんです。
今年こそいよいよネタがないかなとおもっていましたが、最近変な方法でアドオン作ったりしてるのでご紹介します。

 

 

①使うソフト

www.gimp.org

無料で写真編集したりするやつの救世主、GIMPです。
これ以外でできるかどうかを全っっっっく調査してないので、「GIMP使えないよ!」って人にはもしかしたら今回の記事はあんまり役に立たないかもしれません……
(普段はGIMPではなくFireAlpacaを使ってますが、ぶっちゃけ難しいのでGIMPだけにします。)

 

今からやることについて

今回のこの記事では色相-彩度をつかいます。
これを使うと、似たような色を一気に変えることができます。

こういうのを量産できます
②色相-彩度を使う下準備

simutransには特殊色という概念があります。
これは、この色を使っていた場合にその色だけ夜間での処理をかえたり、PLカラーに置き換えるアレです。

本体を切りぬいて変わると困る色だけの状態の485

そんな変わっちゃうと困る色全部事前に切り抜いて別のレイヤーにしておきましょう。
この過程をやるかやらないかで後の利便性が変わります

③実際にやってみた

実際に色を変えるレイヤーがしっかり選択されていることを確認しましょう。
選択されているレイヤーだけが適用される機能なので、しっかり確認しましょう。

ここでーす

ここをクリックして色相-彩度のウインドウを開きます。

クリックとこれがでてきます。
順番に使い方説明していきましょう。

色の部分。
この6色の近似色GIMP側がオートで分別し、6カテゴリのうち選択している1つだけを変えることができます。
真ん中のマスターを選ぶことで選択しているレイヤーの全部の色を変えることができます。

この機能のおかげで2種類以上のカテゴリの色を扱っても別々に色を変えれます(赤と青はマスターを選択しない限りは別々に動く)

メインの3カ所。
色相
彩度
輝度

のバーです。
ここを動かして色を変えます。

彩度を最低にすると、元に戻せなくなるので気を付けましょう。(彩度がないとこの機能は使えません。)

輝度をいじりすぎると、色の段階がなくなっていってしまうので気を付けましょう。

アンチエイリアスや影をやり直さないといけなくなってしまった図

オーバーラップは、ちょっとだけバランスを調整する機能です。
これをいじると出る色がちょっとだけかわります。

ちょっとだけ

今回のだったらここの一番下の部分を変える必要はないので、ここはきにしなくていいです。興味があったらやってみよう!

プリセットの横をクリックすることで履歴や保存されたプリセットを呼び出して過去のデータを参照できます。基本的に使うこともあれば使わないこともありますが、同じ設定を使いたい場合は活用しましょう。保存は+から。

 

④レッツ合体

さて、②の作業を何回か繰り返して

こういう感じのを何個か作ります。
さて……これを必要な箇所だけ切り抜いて、先ほどあらかじめ抜いておいた特殊色レイヤーも含めて合体させます。

すると……

はい、スーパーきらめきの完成です。

そうです。アンチエイリアス以外の作業を省略できちゃうんです。

だから、色を一気に変えたいときはこっちの方が一応楽です。

⚠デメリット⚠

まぁ当然デメリットもあります。
①あらかじめ準備されている色とそろえるのは苦手。

まず、車両再現的に一番痛いのはここでしょうね。
色の設定方法が設定方法だけに、色をそろえるのはまぁまず無理です。

すでに作られている同じ事業者の車輌がそれなりの量があるのであれば、それに色を合わせて作る方が賢明でしょう。この方法はそういう時は向いてないです。

アンチエイリアスを崩す恐れが……
アンチエイリアスの色が、必ずしも意図した6色のカテゴリの色に入るわけじゃないのです。アンチエイリアスの部分だけ別に動いてる!っていう状態になったら、まぁ厳しいことになります……ちなみに、上記のスーパーきらめきはあらかじめアンチエイリアスをほとんど全部取り除いたうえで再度配置しなおしています。全部自力でドットを打ち直すよりも打ち直すドットの量自体は減っているので問題ないという考えです。

③彩度がない画像にはこの方法はつかえない
さっきもちらっといいましたが、彩度がない画像にはこの方法は使えません
彩度がないものの色相をいくら変えても、彩度がないので変わりようがないわけです……なので、元から白かったり銀だったりするものにはつかえないんですよね。別の方法で無理やりにでも色を付けてあげる必要があります。

 

というわけで、うまく使ってうまく時短していきましょう。

 

この記事は、Simutrans Advent Calendar13日目参加記事です。

adventar.org